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シンプルリッチなエコライフとモンテッソーリ的子育て

日常のモンテッソーリ教育:絵カード合わせの活動・前編

冬休みは12月前半にやった宇宙教育の延長線上で、プラネタリウムに行ったりもしました。
今年の春休みには動物園に行く予定です。

こういう時、最初に調べるのがイベント情報。お休み突入前から仕込みを始めるのが私の手法。

今回行こうと思っている動物園では、3月の末あたりに動物のクイズラリーをやる、ということらしい。

しかもオーストラリアの動物だそうで~。

今回はこの動物園にいるオーストラリアの動物さんたちの絵カードを作りました。

絵カード合わせで楽しく覚えたら、動物園に行くモチベーションも倍増するし、行った時にも写真で見た動物たちが実際にいるのを見て、親近感もわくと思うのです。(このアクティビティを始めてから、すでに動物園に行きたい子供たちのワクワク感は上昇中です。)

今回は現在進行形で学び中の様子をシェアしていきたいと思います。

  1. 提示の前にゴールを設定する
  2. 絵カードの作成
  3. 子供の自律について
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提示の前にゴールを設定する

プレゼンテーションで最も大切なことといえば。

「自分は相手に何を伝えたいのか?」

ここがブレていると終わった時に、お互いいろいろ学ぶところはあったかもしれないものの、自分も相手も同じゴールに立っているか確認することができません。

そんなわけで、私が意図して何か子供に提示したいときは、まず自分の中でハッキリとゴールを決めるようにしています。

今回は動物園に行った時に、自分が覚えた動物がリアルに目の前にいて、名前が言える!というのが娘のゴール。

なんのクイズが出るのかはわかりませんが、その動物たちについての知識を増やして、クイズラリーで出来るだけ多く答えを一致させる、というのが息子のゴール。

そんなわけで、その動物園にいる動物のことをよく知る必要があるのですが、まずは具体物として何を提示しようかと悩みました。(今回は、あるセクションにいるオーストラリアの動物にフォーカスしています。)

フィギュアの購入も考えて検索しましたが、今回行く動物園のオーストラリアの動物全部が揃っているわけでもないので、絵カード合わせで覚えていくことにしました。

絵カードの作成

ネット上から再使用可能な写真を探して(日本では出てこなかったので、海外の写真を集めました。)、エクセルを使って写真だけのカード、名称入りのカード、名称のみのカードの3種類を作成しました。

寄せ集めの写真のため、サイズを統一することができなかったり、単語は絵の下に持ってくるべきでしたが、絵の中に入れたり、と模範的教材ではないのですが、今回はこれでやってみることにしました。

まず初日。神経衰弱に慣れてるせいか、絵カード合わせを開始してみると、全部見えた状態で同じ絵を探すということに戸惑って、若干フリーズ状態に陥った娘。

数分間混乱していて、私のほうが心配になってきましたが、どうにか並べ始めました。


最近自分の名前を書きたいという欲求が芽生えているので、ひらがなのことも少しずつ意識し始めています。

でも、同じ平仮名同士を探すのは、やっぱり難しかったようで、初日はちょっとヒントを出したりする必要がありました。

あとこの絵カードは、縦に並べるより横に並べるほうがやりやすいと気がついて配置変更しました。


二日目になると、自分の知っている平仮名を頼りにして自力で探し出しました。

アカカンガルーの名前は初日に覚えてしまい、すぐに言えるようになりました。

ワラビーはいろんな種類がいるので、覚えにくそうです。

「これはオーストラリアという国の動物たちだよ」ってことで地球儀で場所を教えました。

地球儀っていうか地球ボール?(笑)


息子のための動物詳細情報カードはこれから作成予定です。

でもオーストラリアがどこかわかるか聞くと、わからないというので、壁に貼ってる世界地図から探すようにミッションを与えたところ、寝室へ一目散に行ってしまいました。

(うちはベッドサイドに地図を貼っています。)

「見つけたよ〜!ニュージーランドの横だった。」

という報告が返ってきました。

それから地球儀でもう一度探すチャレンジをしました。

これは英語なので、言葉を頼りに探せません。球体で確認するっていうのもポイントです。

3日目、娘にカードをみせてどの国の動物さんたちだったかな?と聞くと、そこはすっかり忘れていましたが、地球儀ではバッチリ場所を指せました。

現時点で、二人ともオーストラリアの位置はばっちり把握しています。(こうなると、本当は世界地図の提示もモンテッソーリ流にまずやっておかないといけないんだよな・・・ということが頭をよぎったりもしています・・・。)

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子供の自律について

本当はだいぶ記憶できてから次のステップとして、名称カードのみをみて、写真のみのカードと組み合わせる、ということを考えていましたが、3日目にして、娘はお片付けの時に自ら名称カードだけを握って、平仮名を読もうと試みていました。

「あかかんがるー」だと、「あ」は「アンパンマンのあ」で覚えているらしく、「か」は自分の名前にあるので、わかる、そして最後の「-」が伸ばす音だということもわかる、という具合に、どうにか読み取ろうとするようになってきました。

まだ手助けが必要ですが、自分からやりだすとは思ってなかったので、嬉しい進歩でした。

そして、名称が言えたら、絵カードの中から「アカカンガルー」を選んで、名称カードと一緒に袋の中に片づける、という感じで、いずれやろうと思っていたことを、自分からやりだしたことにちょっと驚きました。

子供には自ら学び取ろうとする力(自律)があるんだな~ということを実感した瞬間でした。

【自律】とは・・・

・自分の頭でよく考え(知性を働かせ)

・自分のからだ(感覚器官や運動器官)をよくつかい

・自分のやりたいことを自分で追求したり展開できる力

モンテッソーリ教育を受けたその後は?恩恵を受けた子供たちの軌跡!より抜粋

感慨にふけっていると、娘が突然「ふわりんごは?」と聞いてきました。

意味不明な発言に戸惑いつつも、「え??ふわふわのりんご???」と聞き返すと、「違う!ピンクで首がこーんなに長くって・・・」と説明されて、ようやくわかりました。

「あ!フラミンゴ!?

「それ!!フラミンゴは、どこに住んでるの?」

ものすごい不意打ち・・・。

「・・・・。えーと。(サバンナしか思いつかない。)アフリカ・・・かな?」

そそくさとネットで調べる私。南米にもおりました。フラミンゴが好きな理由は、たぶんピンクだからでしょうね(笑)

フラミンゴの生態もかなり興味深く、オーストラリアの動物の次は水鳥の絵カードを作ろうかなと思っています。

かわいいなあと思うのが、「みゅ」という発音がうまく出来ず、「エミュー」がどうしても「エミウー」になってしまうこと、「シマオイワワラビー」ってワが二つ連続しているのが難しいらしく、「しまいおいらわらびー」と言ってしまうこと、ワラビーの名前が3種類もあるので、こんがらがって、時々「タスマニアデビル」も「タスマニアワラビー」と言ってしまうこと、などなど。

4歳の舌足らずの娘にとって、長い名前の動物は言いにくいようですが、言い方が可愛くて、こっちまで楽しくなってきます。

さらに娘が「私もオーストラリアに行きたい」って言い出しました。

「オーストラリアは無理だけど、この動物さんたちがみんないる動物園があるから、春休みになったら行こうね~。」と言うと、パアッと明るい表情になって、「行きたい、行きたい!」とピョンピョン跳ねて喜んでいました。

この時、2年前に同様の手法で水族館に行くことを息子に話した時に同じ反応をしていたことを思い出しました。(子供の絵本の読み聞かせ:モンテッソーリ教育的に読む方法とは?:参照)

息子にはまた違う与え方をしていこうと思っていますが、それは後編にて。

まとめ

私がモンテッソーリ的教育を施そうと思う時、子供たちにとって、「それが本当に生きた知識になること、その学びから彼らが人生や日常の中で喜びを見いだすこと」にフォーカスするよう努めています。

ただ形式や手法だけに捉われて与えてしまうと、確かに情報はインプットされて賢くなるかもしれないけど、血肉となって活かされるかどうか、与えている私自身がわからなくなってしまうのですよ。

そういうわけで、「自分は相手に何を伝えたいのか?」ということを意識して準備するようにしています。

平日は時間が限られているので出来ることはほんのわずかですが、毎日5~10分程度の活動からでも子供たちと一緒に成長できることが私の楽しみだったりします。

後編は実際に動物園に行ったときまでのレポートも交えてシェアしたいと思います!

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