14Dec
先日、子供たちと一緒に太陽系キットを作製しました。(【モンテッソーリ教育】宇宙教育・太陽系キットの作り方!:参照)
でも!
太陽がなくては、太陽系として完成とは言えませんね!
太陽って地球の約109倍です。
うちで作った地球のサイズは直径2㎝。(あとで1㎝にしておけばよかったと後悔・・・。)
つまり太陽の直径は約218㎝で作製しなくてはなりません。
粘土で作るのはあり得ないので、一体、なにで作ればいいのかを考えていたら、時間が過ぎていきました。
結果、今回はリアルさよりも、太陽の大きさを感じることにフォーカスをして作ることに決めました。
太陽を作製する手順
素材を何にするか、ということはけっこう悩みました。
白い紙を使って作って、そのあとで色を塗っても、それはそれで楽しい活動になるだろうと思います。
しかし今回は、太陽の大きさを体感することと、短時間で仕上げることに焦点を当てたので、身近な新聞紙を使うことにしました。
テープでとめていく作業は子供一人ではなかなか難しく、大人のお手伝いが必要ですが、集中力を使うので、いいトレーニングになりました。(とはいっても最後のほうは疲れたようで、私ひとりで仕上げましたが。)
広げた状態の新聞紙、縦4枚、横3枚の計12枚を使用しました。
もうこの時点で、息子は太陽の大きさをちょっとイメージ出来たようで、
「やばい!!太陽、やばいよ!!!ぎゃ~~~っ!」
と、叫んでいました(笑)
私的には、もうこのセリフを聞いた瞬間、この活動の目的は9割達した!と思いました。
次に画びょうと粘着ゴムとペン、タコ糸を使って円を描きます。
新聞紙の中央に画びょうを指すわけですが、その真下、つまり新聞紙の裏側の位置に練りゴム(練り消しでも消しゴムでもなんでも構わないので、床を保護するためのものを置く)をおいて、そのうえに紐(切れにくい糸ならなんでもOK)をまきつけた画びょうを指して固定します。
大きな円のため、うちでは息子にこの画びょうを押さえる係をお願いして、私が円を描きました。
年齢がもう少し大きい子とか、直径1メートルくらいであれば、子供に円を描かせてもいいと思います。
わかりにくいと思いますが、円を描いているところ。四つん這いで部屋を1周する感じです(笑)
あとはペンで描いたラインを切るだけです。
息子にさせようと思いましたが、さすがにでっかい図面にビビッてしまったのか、カーブは難しいし、失敗したら怖いからといって、譲られてしまいました。
ラインを切り落としたら、ひっくり返して出来上がり!
でっかすぎて、カメラに全部入りませんでしたが・・・・。
どうにか完成です!
急いでいて、娘の小さなハサミでカットしたのでちょっといびつ・・・。
でっかいですが、折りたたんでしまえば、非常にコンパクトです。軽いし、仕舞いやすいし、非常に満足しています。
余力があれば、ポスターカラーでオレンジ色に塗ってもいいかも、と思いましたが、折りたたむ度に塗料が剥がれ落ちる可能性が高いなあと思い留まり、ここで終了です。
直径1mくらいなら、オレンジ色の画用紙で作れそうです。
太陽系キットのサイズを地球1㎝に合わせて作れば、全部コンパクトに揃えられると思います。
[quads id=2]
太陽と惑星との比較
さて、太陽が出来上がったところで、地球を登場させました。
息子は、太陽と地球のあまりの大きさの違いに
「ひえ~~~~~~~~っ!!!」
と、大仰天。
ハッと思い出したように、「全部並べる!」と言って、太陽系キットを持ってきました。
配列はもうバッチリです。名前もスラスラ出てきます。
息子も離れたところから見比べて、改めて
「太陽、でかっ!!!」
と一言。
私も、大きいなあ~~~~!!ってリアルに感じることが出来ました。
木星がいくら大きいといっても、太陽の巨大さの前では小惑星。
これでもまだ宇宙には、太陽より大きな恒星があるわけですから、すごい世界ですよね。
今回は、そういう壮大さを体感できる活動になりました。
ちなみに、今現在わかっている中では、「はくちょう座V1489星」が宇宙で一番大きな恒星で、直径は太陽の約1650倍。
なんてことも、今回の準備をしていて初めて知った事実。(昔習ったのかもしれないけど、まったく覚えていない。)
太陽を直径1.5mmくらいにした模型を作れば、この新聞の円がはくちょう座V1489星と同じくらいのサイズになります。太陽と他の恒星の比較に使うこともできますよ。
太陽の作製は、30分程度で出来る活動なので、夕飯後でもさっと出来ますが、冬休みにやってみるのもいいんじゃないでしょうか?
興味があれば、こちらの活動もおすすめです。(モンテッソーリ:太陽系ウォークで惑星間の距離を体感!:参照)
ぜひ、宇宙のスケールの大きさを親子で感じてみてください!
まとめ
宇宙に関しては、親が教えなくても、いずれ理科や科学の時間に学ぶことではあります。
しかし自分の過去を振り返っても、それは「教科書」という抽象の世界で学んだだけのことで、表面的に知識として、なんとなく残っただけでした。
世の中ではけっこう大きくなってから学ぶことも、モンテッソーリ教育ではかなり早い段階で与えることが多いです。
そのためには、具体にしなければならない、という課題が出てきます。
そうやって必死に取り組んでいると、子供だけでなく、親までもが、新しい世界の扉を開くことが出来るっていうことに気づきます。
そういうところがモンテッソーリ教育の魅力の一つですね。
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