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夏休みおうちモンテ:言語教具の素晴らしさ【砂文字板】

現在、言語の敏感期の真っ只中にいる娘さん。

夏休みに入ってから、娘は毎日私にラブレターを書いてくれています。だいたい平均3通くらいでしょうか(笑)

たいてい同じ文章なんですが、毎日何度も書くので、ずいぶんとしっかりとした字を書くようになってきました。

繰り返しの力だな、と思うと同時に、書ける自信のあるひらがなが限られているために、同じような文章しか書けないという節もあり。

ふとしたきっかけから、「夏休み期間こそ、きちんと言語教具を使って導いてあげなくちゃ!」と立ち上がった私です。

そんなわけで最近のおうちモンテの様子を少しシェアしたいと思います!

  1. いつでも砂文字板に立ち返る
  2. 砂文字板の素晴らしいところ
  3. 鉛筆で書く前にサンド・トレーで反復練習を!
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いつでも砂文字板に立ち返る

先日、「は」ってどう書くんだっけ???と、急に質問してきたうちの娘。

見て言えるっていうのと、思い出して書けるというのは当然ながら別物。記憶に定着して書けるようになるには、それ以前に文字の形を完全に頭に入れることと、反復練習が不可欠です。

いつもわからなくなると、砂文字板(というか、うちのはグリッター板 ”「モンテッソーリ言語教具を100均で簡単手作り!砂文字板編」:参照”)を使ってなぞる→書く、という作業をするように促しはしていたものの、50音全部をしっかりみっちり取り組ませてはきませんでした。

以前絵カードあわせ(日常のモンテッソーリ教育:絵カード合わせの活動・前編:参照)をやったことで、すっかり言語の敏感期に突入してしまい、あっという間にひらがなを全部言えるようになりました。

でも、今回のようにいざ書こうと思ったら字が思い浮かばない、書き順がわからない、なんていうこともしばしば。


あ!模範的なビジュアルじゃなくてすみません。。。左手のペンは置くように言うべきでしたね。

息子の時にはフル活用できなかったこの教材。すでに5歳でひらがなを全部書けるようになっていて、最初は食らいついていましたが、興味がカタカナに向いていたため、意外と飽きるのも早かったんです。

その点、娘は3歳くらいから、自分の名前のカード程度ですが、わりと定期的にやりたがったので、ちょこちょこ取り組んでいました。4歳になってからは、取り組む文字も少しずつ増えてきていました。そしてここにきて、爆発的に文字で表現することにすっかり夢中になっている娘さん。

砂文字板の適齢期は4歳以降。モンテッソーリ教具って、発達段階にしっかり合っているんだな~と改めて思いました。

これを機にしっかり使い倒してほしいと願っています!

砂文字板の素晴らしいところ

砂文字板をなぞる時は、人差し指と中指の二本を使ってなぞるのが特徴です。また左に余白があって、しっかりと手で押さえてカードがずれないようになっているところもポイントですね。(このスペースがあることで、文字の上下の混乱をふせぐ、という意味合いもあるようです。)

目でみる視覚だけでなく、ザラザラとした触感を感じる触覚、そのザラザラ音を聴覚で捉えながら書く作業。通常は視覚のみですよね。

モンテッソーリでは感覚を最大限に使って学習するということが、ここからもよくわかります。

実際、ただ紙の上をなぞっただけだと、紙の擦れる音がスーッとわずかにするだけですが、砂文字板の場合、ザラザラという音を僅かに含みつつ、紙の擦れる音もかなり大きく響いて聴こえます。

大人には、それほどの差を感じないようなことも、この時期の子供たちは五感が鋭敏なので、しっかり感じ取っているのだと思います。

ところで、私自身としては書き順がわかる色分けをしたのはちょっと後悔しています。実際、モンテッソーリ教具では単色です。

子供には素晴らしい記憶する能力があるのに、それを妨げてしまっている節があるな~~と、実践している娘をみていて気づいたんです。

全体像を捉えて書くよりも、その色のラインを追って見てしまうんですよね。

モンテッソーリではまず全体をみせてから、個へと向かっていく指導がすべての分野で一貫されて行われているのに、色分けをすると、「色」という個に集中して、どの程度の影響かはわかりませんが、どうも全体をみる力を奪っている感じがするんですよ。

娘もその言葉を発しながらなぞらずに「赤、青、緑~」っていいながらなぞってましたし・・・。うわ~!って焦ってしまいました。

個人的見解ですが、日本語って英語と違って書き順が複雑なものが多いので、色分けも必要だと思ってしまったんですが、子供の力を信じてあげたほうがよかったかな、と思っています。

また、仮に単色で作っていたとしても、書き順の数字をつけてしまうとやはり意識が分散してしまうのではないか、と思ってしまいます。字の全体像よりも、まず数字をみてしまいますから。

ものすごく大げさなことではないのですが、モンテッソーリ教具の砂文字板が単色であることや書き順が書かれていないというのは、そういったきめ細かい配慮と深い洞察があるんじゃないか、と考えるようになりました。

とはいえ、作り直す気力はないので、うちではこのまま続行しますけどね・・・(笑)

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鉛筆で書く前にサンド・トレーで反復練習を!

手でなぞる過程が済んだら、いきなり鉛筆で書くわけではなく、やはり指でなぞるという行為が続きます。

実際に粉末状の素材のものに直接指で何度も繰り返し練習して書くわけですが、我が家ではずっとクエン酸のバッグを使って文字をなぞる練習をしていました。

これは、正式なモンテッソーリ教具というわけではないので、実践している方々のアイディアが広まってるんだろうと思います。

うちでも実際の砂を使って書く、ということも試したことがあります。帰省して海水浴に行った時に持ち帰った砂浜の砂は、とてもきめが細かくて素晴らしくよかったのですが、なんせ、家の中で使うと砂が飛び散った時に掃除が大変!

それで砂を使うのはやめて練習バッグだけ使って練習させていたのですが、先日家で古いコーンミールを発見!(コーンブレッドを作ろうと思って少し使ったまま棚の奥で眠ってたんですね・・・。)

コーングリッツのほうが粒子が荒くて、手に付きにくいかなと思うんですが、とりあえずコーンミールでやってみました。飛び散っても砂よりは楽に掃除できますしね。

海外ではカラーサンドや塩を使う方も多いです。うちの子供たちはかなりの塩好きなので、塩は使えないです(笑)

これはつい最近の出来事なのですが、娘がいつものようにまたラブレターをくれました。しかし「つ」がひっくり返って「し」みたいになっていたので、何度も正しい「つ」に気がつくように促してきたんですが、この時は、ついうっかり「これ違うよ」って指摘してしまい、娘は心を頑なにしてしまったのでした・・・。

間違ってないもん!!!

と、悲しそうに俯いた娘をみて、あちゃ~、やってしまった・・・・と後悔。

モンテッソーリにあるまじき声かけをしてしまいました!!

教具を前にすると注意深くできる言葉かけも日常ではこんな風によく失敗してしまいます。

その後くれた手紙には、私が修正したわけでも復習したわけでもないのに、きちんとした「つ」が書かれてありました。

おそらく指摘されないように、と注意深く書いたのでしょう・・・。字は直っても、娘の傷ついた心が治ったわけではありません。

言葉かけってとっても大切だとあれほど言われてるのに、ホント、修行の足りない母です。

しかし、昨日このコーンミールのトレーを出してあげたら、テンションアップ。さっそく書いた字は「つ」でした。何度も書いて満足の様子。


※本当は、トレーの前にカードを置いて、それを見ながら練習するんですが、この時は準備する前に書かれてしまいました・・・。

まとめ

モンテッソーリ教育ではすでに2,3歳から始まる日常生活の練習、感覚教具の多くが、この鉛筆を握って文字を書くところへと結びついていきます。

しかし砂文字板やら感覚教具を使おうが、使うまいが、子供というものは遅かれ早かれ文字を読んだり書いたりすることができるようになります。

それでも、こんな風に丁寧に、丁寧にメタルインセッツ、絵カード合わせ、移動五十音、砂文字板、まるで層を成すように言語を学んでいけるなんて、すごく幸せなことだな~~ってつくづく思います。

それに気が付いたのは、実際に子供とおうちモンテをするようになったからでもあります。

また、今回のことからいろんなことに気が付く機会がありました。

子供のある発言から、なぜ前段階で絵カード合わせや移動五十音をやるべきなのかがハッキリ理解できたんです!

この移動五十音の箱については、また次の記事で書きますよ~~!

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