10Jan
今月には5歳になるうちの娘さん。
最近は、カタカナも上手に読めるようになり、ペットボトルの蓋をじーっとみつめてて、「”カラダにピース”ってどういう意味??」とか質問してくるようになってきました。(そして答えに詰まる母・・・。)
年末年始、子供たちはあやとりにハマってしまい、おかげで親子で向き合う時間はけっこう取れましたが、おうちモンテの時間はほぼなし。子供たちが好きに教具で遊ぶ程度でした。
そんな中でも、娘はお手紙を書くのが大好きなので、毎日なにかしら文字を書いていました。
しかし、幼稚園時代の子供たちって、うっかり「ひらがな」が思い浮かばなくて、「ねえ、なんて書くんだったっけ??」って質問してくることが多くないですか?
我が家も例にもれず。夏ほど頻繁に聞かれることはなくなりましたが、まだまだあります。
そんな時の様子と、現在抱えている鉛筆の持ち方問題や、ちょっぴりモンテッソーリ目線での反省点をシェアしたいと思います。
- 最近の砂文字板の使い方
- 感覚教具の深い意味と鉛筆の持ち方
- メタルインセッツへの後悔
最近の砂文字板の使い方
我が家には、頂きものの「ひらがな下敷き」があります。部屋にいない時などはそれが役に立つこともありますが、基本的には「砂文字板」優先です。(作り方は、「モンテッソーリ言語教具を100均で簡単手作り!砂文字板編」で紹介しています。)
これはとても重宝していて、幼稚園時代にはすごく活躍しますよ!
現在の使い方の手順としては、「夏休みおうちモンテ:言語教具の素晴らしさ【砂文字板】」でやっていることと、ほぼ同じではありますが、もっとラフに取り組んでいます。
子供は文章を書いている途中で、いますぐ答えが欲しい。その一文字のために中断させて、わざわざマットを敷いて、座って改まって練習させる、というのはモンテッソーリとしては当然なのかもしれないのですが、私はもっとゆるゆるなので、カードだけ渡して、あとは本人に任せています。
手順はわかっているので、私は見守るだけです。
床の上で書いてたので、お行儀悪くてすみません・・・。でもこれが日常なのでありのままを・・・。
カードは書き順ごとに色を変えていたため、最初の頃は、どうしてもそちらに目が行きがちでした。うっかり「赤、青、緑」の順番になぞるんだよ~って教えてしまったので、つい子供も「赤、青・・・」とかいいながらなぞってしまうという困った状況に。
色じゃなくて言葉をいいながらなぞるんだよって言っても、すぐには直らず。
夏休みはそんな状態で、「赤、青、緑、赤、青、緑」と繰り返しながらなぞっていた娘も、現在は何も言わなくても「ゆ・ゆ・ゆ」と発声しながら、順番通りなぞっています。
この点は成長したな~と思います。
ひらがなそのものを覚え始めている頃は、反復練習が大切なので、カードをなぞった後は、サンドトレーで練習して、ひらがな練習バッグでさらに練習して、それから書く、という行程を踏んでいました。
娘の場合、その時期は過ぎているので、何度も忘れてしまう文字、あるいは書き順を間違っている、もしくは鏡文字になっている時以外は、鉛筆の裏でそのままカードを軽くなぞる、という方法を使っています。(筆圧の高い子は、ラメが剥がれるのでおススメしません・・・。)
練習してから実際に書いていきます。
こういう文字練習をする時には、子供の手元をよく観察する時間があります。
そしてこの時に気がついたのが、娘のおかしな鉛筆の持ち方・・・・!!(上の写真は持ち直させたところです。これでもまだちょっと変。)
感覚教具の深い意味と鉛筆の持ち方
息子も娘も、家で私がみている間は、きちんとした持ち方で書いていたのに、学校や幼稚園で字を書くようになってから、いつの間にか人差し指を親指でかぶせて持つようになっていました・・・!!!
こんなふうに・・・!もう無茶苦茶ですw
どうやら私の見ていないところで、だんだん自分の書きやすい持ち方をするように、無意識に変えてしまっていたようなのです。
すっかり癖がついてる!!
あまりに驚いて思わず「持ち方、違う~!」って叫んでしまいました。はい、アウトです。
「持ち方、どうするんだったかな?」と、気づきを与えるのが指導者の役割なのに・・・。すっかり母親の顔が出てしまいました。
今後の注意点です。
小さい頃から教具でた~~~くさん、た~~~くさん、正しいポジションでつまむ動作をするのは、本当に、本当に大切なんだ、ということを、この結果をみて強く実感しました。
そして字を書く前にメタルインセッツでた~~~~くさん、た~~~~くさん、線をなぞるお仕事をすることがいかに大切かということも思い知りました。
もちろん、これらの動作が将来、鉛筆を持つときに生かされる、というのは理論上、理解していました。理解はしていましたが、それほどまでに重要とは思ってなかったと思います。
そしてつまみのある教具には、すべてある程度の重みがあるというのも、心から納得がいきます。
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メタルインセッツへの後悔
飽くまでも個人的な感想ですが、今、過去に戻れることなら、メタルインセッツをやってあげたい。そしてメタルインセッツを絶対購入したい。
一つ一つの教具が決してお安くないこともあり、毎回購入には迷いがつきもの。おうちモンテの場合、どの教具を最も優先するか。すべてが初体験の私にとっては見極めが難しい部分も多いです。
当時はインセッツも、ないよりはましということで、自作で満足してしまってたんですよね。メタルほど重みがないので、小さな子供には少し扱いが難しく、私もそれほどたくさん取り組ませなかったです。
リアルタイムでは理解できないことも、過ぎ去ってからその意味を知るという、この現実・・・。
もちろんメタルインセッツは鉛筆の持ち方のためだけに存在しているわけではないのですが、鉛筆の持ち方を丁寧に学び、鍛えることが出来るのは確か。
出典:https://vimeo.com/31063378
こういう教具を使っている時って、はじめてきちんと色鉛筆握る時だから、親も子供の手元をしっかり観察するわけですよ。だから修正がしやすいんですよね。
そんなものがなくても、きちんと鉛筆持てるお子さんだって、たくさんいらっしゃいますから、これがないとダメ!っていうわけでもありません。
おうちモンテをやっている身としては、メタルインセッツは重要だったな、と実感しているところなのです。
うちの場合、家にいる間は、ほとんど持ち方に問題がなかったので、全然気にしていなかったんですね。
でも三指が弱いと途中で疲れてくるから、私の見ていないところで楽な持ち方に変えていたんだろうな、と今は思います。
外の世界に出るようになったら、より一層、細心の注意を払って子供を観察する必要があるんだな~~と大いに反省しました。
幼稚園時代、全然問題のなかった息子まで、小学校でたくさん字を書くようになって疲れやすいせいなのか、書写の時に観察していると、娘とおなじく親指を人差し指にかぶせるようになっているのを発見・・・!
この持ち方って子供にとって楽なんでしょうかね?三指が十分に鍛えられていないという証拠なのか・・・。とにかくもっと鍛えておくべきでした。
息子まで揃ってなぜ!?と叫びたい気持ちになりましたが、やはり積み重ねてきたものの結果というのでしょうか。
現在、毎日二人の鉛筆の持ち方チェックをする羽目に。。。
大急ぎで三角鉛筆も購入したところでございます。(ほとんど応急処置ですけどね。)
まとめ
自分を振り返ると、お箸や鉛筆って、親からしょっちゅう「正しく持たないと、将来大変なことになるよ!」って脅されながら直していたような記憶があります。皆さんはどうですか??
子供が字を書き出すと、ペンと紙さえあれば、親のみていないところで自由にどこでも書くようになるわけです。
大抵はクレヨン等の殴り書きから始まり、ペンや鉛筆へと移行していくと思うのですが、この期間に、三本指を集中して鍛える環境を十分に整えているのってモンテッソーリだけなんじゃないのか?と思ってしまいます。
普通の環境でも子供が三指を使う機会は山ほどありますが、将来ペンを握ることを想定した訓練を兼ねた幼児の教具ってないような気がします。しかもそれはペンを握ることだけに目的がおかれているわけでもなく。
本当にモンテッソーリ教育は底が深い!と毎回いろんなことに感心させられてしまいます。
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