27Jun
2年前くらいからでしょうか?100均で陳列されるようになってから、手ぬぐい人気も一気に全国区になった感があります。手ぬぐいでリメイクがブームになっているんだとか。赤ちゃん甚平に挑戦したい、と思う方も増えているかもしれませんね。
手ぬぐいの良いところは洗えば洗うほど肌触りがよくなることと、小さくなったら、ほどいて別の小物に作り直したり出来るところ。
時間がない方は、ミシンで縫えばあっという間に出来ますね。でも手縫いで作れば、電気代もゼロ!江戸時代の人たちのエコライフを見習うことができます。
今ではまとめサイトで、いろんな方法の縫い方が紹介されているので、気に入ったデザインと方法を選ぶとよいですよ。
わたしは古風なデザインが気に入ったのと、和裁に挑戦してみたい気持ちがあったので、うめちゅさんの方法で縫わせていただきました。
一つの参考例として紹介したいと思いますが、何かのお役に立てれば幸いです!(ちなみに洋裁も和裁も素人です。あしからず。)
- 100均の手ぬぐいでもいいの?生地選びのポイントは?
- 赤ちゃん甚平の作り方の手順
- パンツの作成は何を参考にすればよいの?
- 4年も使える息の長さ!!
100均の手ぬぐいでもいいの?生地選びのポイントは?
いまでは100均でも目移りするほど、かわいらしいデザインのものがたくさんありますが、残念ながら生地が薄くて目が粗いので、小物作りには向いているものの、赤ちゃんの肌着にはちょっと向いてない気がします。
本物の手ぬぐいは、生地もしっかりしており、洗えば洗うほど柔らかい肌触りになっていきますが、100均のは洗いこんでも、それほど変化しません。
もっと大きくなってから使うものであれば、100均ものでもいいとは思いますが、特に新生児期などは肌触りの良い本当の手ぬぐいを選んでいただきたいな~と思います。
また、甚平用の生地として選ぶ時に気をつけたいのは原色使いのストライプラインのもの。
娘用に買った手ぬぐいは、白地に絵柄がはいっているし、上着で半分くらい隠れるので、着てしまえば全然気になりませんが、原色でストライプのようなデザインだとパンツのラインが横になるので、見た目のバランスが悪くなります。
ただ規則性があっても、下の写真のようなドット柄やチェック柄であれば、縦でも横でも問題ないのですけどね。(これは友人の出産祝い第1号。)
そんなわけで、まずパンツを含めて、全体像をイメージしながらデザインを選ぶことが大切です!
ちなみに一番知名度が高いのって「かまわぬ」さんかなと思うのですが、私は子供向けのかわいいポップなデザインがたくさんあるのと、簡単にネット注文できるので、毎回「濱文様」さんにお世話になってます。
せっかく覚えた縫い方を忘れたくなくて、友人の出産祝いで何度か縫いました。さすがに自分の子供が生まれてからは、そんな余裕もなくなったのですが・・・。
デザインによって、ずいぶんと印象が変わるので、それも楽しみの一つでした。
やっぱり女の子のデザインはかわいくて目移りして選ぶのに迷います!
ご自分の好きなお店の好みのデザインのものを見つけてくださいね!
赤ちゃん甚平の作り方の手順
こちらはうめちゅさんの方法で挑戦してみたい!という方向けの手順です。残念ながら上着の作り方しかありませんが、あとでパンツのことはお話ししたいと思います。
とにかく「うめちゅ流甚平の作り方(上着の設計図)」で手順通りにやっていくと、とってもかわいい赤ちゃん甚平が出来ます!
まず手ぬぐいを3枚用意します。上着に2枚、パンツに1枚使用します。(パンツは市販の本を使う場合、2枚必要になる可能性がありますのでご注意を。)
指示通りのサイズに生地をカットします。1枚は身頃、もう1枚で袖や襟、紐を作ります。
和裁の楽なところは、曲線がないところ。直線をどんどん裁って、縫い方のバリエーションはありますが、基本的には直線縫い。とってもシンプルです。
おくみをつけて、そでのパーツが出来たところ。おおまかな形がもうみえます。ここまではあっという間に出来てしまいますよ。
サイトでは紐→袖→おくみの順番で紹介されていますが、その先の作り方がクリック表示されていないため、ちょっと探すのに苦労すると思いますので、リンクを貼っておきます。
次は脇の始末をします。脇を縫うのは、地味に時間のかかる作業でした。ミシンで縫うとシャープなラインになるので、地道に手縫いにしましたが、見えないところはミシンでやれば時短になります。上手に組み合わせて縫うと、すこし労力が半減します♪
私にとっての一番の難関は襟つけでしたが、ここが出来ると、もう完成は間近です。
襟つけ→肩上げ→紐つけ→袖・脇つけ(最初に消しゴムハンコの記事が出てきますが、気にせず、一番下までスクロールしてください。
千鳥縫いも、最初は出来るのかな?と不安でしたが、写真のとおりに縫うとちゃんと出来ました!
ミシンでダダ~!!っと縫ったほうが楽なんですが、和裁には、いろんな縫い方があって、その縫い方を学ぶのも楽しかったし、服もふわっとした柔らかい印象になるので、興味のある方はトライしてみてくださいね!
「時短」が流行りの現代では、これほど労力と時間をかけるのは馬鹿らしいと映るかもしれませんが、私にとっては、古い伝統や文化に触れる貴重で、ワクワクする体験になりました。
パンツの作成は何を参考にすればよいの?
次にパンツを作ります。うめちゅさんのサイトには上着しかないので、自分で探す必要があります。
作成当時、ちょうど「NHKすくすく子育て2008年7月号」で手ぬぐい甚平の作り方があったので、私はそちらを購入して作りました。(残念ながら現在バックナンバーは出てないようです。)
この雑誌の中の、「手ぬぐいでカンタンじんべい」という特集で、手ぬぐいを使ったパンツの作り方が掲載されていたのですが、洋裁のパターンで作るより簡単に出来ました。
ただし、こちらの製図では、手ぬぐいの寸法が37㎝×98㎝となぜか普通のものより大きめなので(通常は34~36㎝×90~98㎝)、型紙そのままで作ったら、股下の幅が狭すぎ、横幅も小さくなってしまいました。(私の使った生地は34㎝×90㎝。)
男の子って骨盤が小さいので、これでも問題なかったですが、女の子だと、多分入らないです。紙おむつの子なら2歳だと大丈夫だけど、3歳だと普通の下着をつけていても、NGなサイズです。
そのため、型紙の横幅を1㎝減らして生地を大きくとりました。すると、このくらいサイズが変わります。上が元の型紙で、下がサイズ変更したもの。
二人目になると余裕がなくて、なかなかパンツを作るまでに至れなかったのと、布オムツだったので、入らないかも・・・と思うとなかなか腰があがらず・・・。でも今年はオムツも卒業したし、型紙のサイズを変更することを思いついたので、さっそく縫ってあげました。
0~2歳児用にオーバーパンツを作ってあげることも出来るのですが、3歳になると、オーバーパンツは微妙なので、普通のパンツの型にしてあげたほうがよいです。そうすると手ぬぐいは4枚必要になってしまいます。
普通のパンツ型で縫えば、1歳には大き目ですが、とりあえず1~3歳まで使えますし、手ぬぐいも3枚のみになります。
オーバーパンツと、パンツ2種類作るか、パンツのみにするか。ここは個人の好みで分かれると思います。
また、息子のパンツは、総手縫いで仕上げましたが、動きが激しいので、ある時、股下が裂けてしまいました。お尻の縫い目もちょっと裂けそうな予感の箇所もあったので、毎回ひやひやしました。
木綿糸じゃなくて、ナイロン製のミシン糸を使って手縫いしたので、縫いながらなんとなく頼りないな、とは感じていました。しっかり縫っていても、縫い目の強度が弱い感じなのです。木綿糸を使っていれば、大丈夫だったのかもしれません。
とりあえず上着は手縫いでふんわり仕上げても、パンツは強度を重視して、今回はミシンで仕上げました。また、裾はまつり縫いもしてないのですが、これだとなんとなく貧相に見えるので、ちゃんと処理したほうがいいと思います。
子供は走ったり、座ったり、いろんな動きをするし、手ぬぐいはものすごい強度がある生地でもないので、パンツだけはミシンを使ったほうが無難だと思います。それにしっかりした仕上がりになるので、破れる心配がないです。
パンツの作り方を別記事で紹介していますので、興味のある方はご参照ください。
「【赤ちゃん甚平の作り方】手ぬぐいでパンツを簡単製作編!」
4年も使える息の長さ!!
新生児から着ている服を3歳になっても着れるものって、普段着では絶対にないですよね?
生まれてすぐに使えるし、標準体型であれば、3歳まで着ることが出来るので、一つ作ると4年は使えます。(大柄なお子様だと3年くらいかもしれませんが。)
体型によっては4歳くらいまで着れるかも。6歳の息子はさすがにもう着れないのですが、娘は来年試してみたいと思います。
初めは手ぬぐいで甚平が出来るの!?っていう軽い好奇心から始めたことでしたが、振り返ってみると、同じ服で4年間写真に収めることが出来て、その成長過程を楽しめるなんて、なんかすごくない!?って改めて思いました。
同じ甚平なのに、毎年違う表情を見せてくれるので、それも楽しいところです。以下はうちの子供たちの記録です。(顔が全面出てないアングルばかり敢えて選んでいるので、映りの悪いものもありますがご了承ください。)
<生後約1週間>
ちょうど黄疸がでてきた時期で顔が黄色い・・・(笑)
※1歳の時は甚平をプレゼント頂き、それをよく着せていたらしく、残念ながら写真なし!
<2歳>
<3歳>
娘を抱っこした隙にベビーカーをハイジャック!
<生後半年>
娘も1~2歳の時は頂いた甚平を着ていたので、その時の写真はなくて・・・。今振り返ると非常に残念。毎年撮ってあげたらよかったです。
<3歳>
お行儀悪いですけど。。。動いてナイスショットがなかなか撮れなくて。3歳になったら肩あげをほどいてあげると、まだまだゆったり着れます。
※
ちなみに洗濯方法ですが、手洗いです。押し洗いで優しく洗ったら、脱水機などにかけず、濡れたまま陰干しします。
まとめ
私が赤ちゃん甚平を初めて作ったのは、今から8年も前のこと。子供が授かるように願掛けしながら、一生懸命作りました。そしてその2年後に、本当に着せてあげる日がやってきたのです。
出来上がったものの、タンスに仕舞われたまま1年が過ぎ、持っていても着せる子はいないんだから、人にプレゼントしてしまったほうがいいかも、と涙した日のことなど思い出すと、感無量でした。
もう着れなくなってしまった息子の甚平には特別な思いがこもっているので、思い出としてずっと取っておこうか、という気持ちと、長く使えるようにリサイクルしたほうがいいかな、という気持ちと半々の状態です。
でもずっと身近に感じてもらえるよう、これでマイ箸入れでも作ってあげようかなあとぼんやり考えているので、うまくリサイクルできたらまたUPしたいと思います!!
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