22Oct
秋は紅葉狩りや楽しい行楽がたくさんあるので遠出、一泊旅行される方も多いのではないでしょうか?
乗り物の長距離移動の時って、小さい子は必ずって言っていいほど眠っちゃいますよね。うちの2歳の娘は普段でも午後のお出かけの帰りには車の中でお昼寝タイムによくなります。(さすがに幼稚園児だともう寝ませんが。)そんな時あったらいいなと思うのが赤ちゃん、小さい子用のネックピロー。
特に自分が一人で運転してる時に、子供が後部座席のチャイルドシートの中でいつの間にか眠ってしまい、ぐったりと首をうなだれている姿を見ると、ちょっと焦ってしまいます。
大人サイズのピローは車に常備してるんですが、それは大きすぎて全く役に立ちません。急いで自分の上着を丸めて顔の横に添えてみたりしても、いつまでも同じ方向で寝てくれているわけではないので、結局は違う方向で首かっくんになったりします。
そのたびに「ああ、ネックピロー買わなくちゃ~!」って思うのにすぐ忘れます。いまでは100均でも売ってたりするんですが、ナイロン製でビーズクッション・・・。肌に直接触れるところだから柔らかい素材にしてあげたい・・・。
ということで、製図さえあれば年齢に合わせてサイズを変えられるので、自分で作ってみました。よくよく考えたら買うほどのものではないなあと。
ミシンと生地さえあれば、あっという間にいろんなサイズで作れるんですよね。
今回は車や自転車で年中通して使える子供サイズのネックピローの作り方をシェアしたいと思います。
ちなみに私は素人なので、初心者でも作れるものしか紹介しません(笑)
- 子供から大人サイズまで作れる型紙と作り方
- ピローを作るときのちょっとした工夫と注意点
- 実際の使用感とサイズ表
子供から大人サイズまで作れる型紙と作り方
まず型紙をつくります。これは標準的な大人サイズです。
出典:http://blog.hartsfabric.com
大人用のサイズの型紙を作ってしまえば後はコピーの縮小で自在に好きなサイズを作れます。首のところまでくっつけたい場合は、内側のカーブをもっときつく寄せる必要があります。
100均に売っている曲線用の定規を使うととっても簡単にカーブが描けます!たまたま家にあったのでトレーシングペーパー使っていますが、紙であればなんでもOKです。
製図はいろいろ探してみましたが現時点では有料ダウンロードのものしか見つけられなかったので、A4サイズ用紙を二枚合わせて、5センチ幅のマス目を作り、図案を真似て描きました。
2歳の子供用にはA5サイズ(69%)に縮小しましたが、最初から型紙のマス目を3.5センチ幅にして描いてもOKです。私としては「大人用サイズの型紙を好きなサイズに縮小する」という方法が楽でいいなと思います。
生地を輪にして「Fabric fold」の側を合わせて針で固定したらラインを引き、裁断します。今回は型紙が小さかったんで、私は手で押さえてざっとライン引きました・・・。同じものを2枚用意しますが、裏を違う生地にしても同じでも好みでどうぞ。
2つの生地を中表に合わせて1センチ内側を縫っていきます。(綿をつめる部分はあけておきます。)
縫い終わったら表に返して、綿を詰めてまつり縫いをして完成です!
ちょうど塩枕のカバーを作ったときに使った生地を子供たちがとても気に入っているので、それで作りました。
(塩枕の作り方についてはこちらをご参照くださいね。塩枕の作り方と効果!簡単な湿気対策と注意することとは?)
ピローを作るときのちょっとした工夫と注意点
これは好みによりますが、小さい子の場合、首や頬など肌の柔らかい部分が触れるのと、汗が染みこむので、生地は普通のコットン生地よりも、綿ジャージーやガーゼ系のほうが肌触りが良くて使い心地が良いと思います。
もし普通のコットン地を使用する場合、使用するときはカバーがわりにタオルでくるむ、という手もありますね。
ガーゼや綿ジャージーの場合、生地が薄いので、縫い目は細かく設定したほうがいいようです。
縫い代部分は目検討で縫ったので、二股に分かれてるカーブの仕上がりが微妙なことに・・・。キッチリ仕上げたい方は、曲線定規できれいにラインを引いてから縫うべし!です。
これは2歳の娘用に作ったのですが味気ないので、アクセントで余り物のレースをつけてみました。フックにかけたり、携帯したり、子供が自分で持ち運べるようにトップに紐をつけました。
この紐が案外ヒットなんです!指にひっかけて運べるし、使い終わったらベビーカーや車のフックにひっかけて風通しよくしたり、家に持ち帰った時も片づけやすいというたくさんのメリットが!
娘も「いい感じ~。ステキ~!」と喜んでおりました。
別カバーも作ろうか?と思いましたが、子供の寝汗の量は半端ないですよね?結局、本体まで丸洗いすることになるため、作りませんでした。
中身はマイクロビーズだと気持ちよいのですが、これもしょっちゅう洗濯するのには不向きだなと思ったので綿を使いました。
綿はダイソーに130gの手芸綿があったのでそれを使いましたが、ギューギューに詰めても、一袋の8割程度で済みました。
他の100均では50gのしかなかったです。量の多いほうがお得なので、チェックしてみてくださいね。
実際の使用感とサイズ表
完成した日の運転中に娘が眠ってしまったので、さっそく使ってみました。運転席から変な体勢で装着したため、着け方が浅くなりました。そのため首元がけっこう開いていますが、本当はもう少し首が詰まります。
ベビーカーでも使用してみました。電車の中でも安定しています。常にお出かけ時の必需品☆
一応3歳くらいまで使えそうですが(後日談:3歳まで使えました!)、子どもの体格は一人ひとり違うので、大き目のお子さんであれば2,3歳でも77%で作ったほうがいいと思います。69%は0~1歳児に最もビンゴなサイズだと思います。0歳ともなるとうっかり横を向いて顔が埋もれて窒息。。。という不安もあるかもしれませんね。首の座っていない赤ちゃんをベビーカーで移動するときは、なるべく浅くなるよう後頭部の位置を高めにしてあげる、綿をゆるめに詰める、ネックピローの上に一枚タオルを上にかけて段差を減らす等の工夫をしていただければ、と思います。
0歳児から使えると私は判断していますが、そこは親として各々の自己責任において判断していただければと思います。少なくとも1,2歳児には大活躍しますよ!
裁断から完成までは20分もかかりません。製図を描くほうがよっぽど時間かかったかも・・・(笑)
作ってみた結果、図案のマス目(縮小)のサイズは、おおよそこんな感じです。子供の体格に合わせてズレはあると思いますが、そこは個人の判断ということで。
マス目(コピーサイズ)
5㎝幅(100%)・・・大人
4.5㎝幅(86%)・・・小学生以上
4㎝幅(77%)・・・幼稚園児
3.5㎝幅(69%)・・・乳幼児~未就学児
大人サイズでも小さいなと感じる人は、センチを増やすか、拡大コピーすればOK!
拡大に拡大を重ねれば、トップ画像のようなビッグなやつも作れると思います(笑)
まとめ
作ってみた感想としては、「どうして赤ちゃんの時から作っておかなかったのかしら?!」でした。作るっていう発想がなかったし、すぐに大きくなってしまうから、何回か買い替えないといけないし、二人分準備しないといけないし、という不便さもありました。
ネックピローってだいたい相場が1000~2000円ですよね。作れば本当に簡単で安くて、余り布の処分にもなって一石二鳥です!
乳幼児だと端切れコーナーの安い生地でも作れるサイズですよ。今回は家にある生地と手芸綿を一袋使ったので、出費は108円也。
妊婦さんは出産前にいろんなグッズを揃えると思いますが、これは是非とも揃えておいてほしい一品ですね!特に乳幼児サイズはとっても活躍すると思います。私が妊婦に戻れるなら、間違いなくこれ作ってますよ(笑)
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