1Oct
先日、九州の実家で出来た紫蘇の穂がたくさん送られてきました。子どもたちの大好物だと知っているからなのですが(笑)
収穫時期は9月中旬~下旬とあるので、もう収穫してしまったご家庭もあるかもしれませんね。
うちは例年より少し遅れてようやく花が終わりに近づいてきたので、今週末に収穫予定です。
我が家は毎年しその実を塩漬けにします。子どもたちも大好物で、季節のふりかけとして使っています。しその香りが広がって幸せいっぱいな気分になりますよ。
季節と香りと手仕事の3点セットは子どもたちにとっても重要だと思っています。
自我形成の時期に毎年繰り返し行うことで楽しい思い出を積み重ね、それが安定した心を培っていく一要素になっていると、自分自身を振り返って感じているので、子どもたちにも意識的に取り組ませています。
1.子どもたちの秋の手仕事
2.しその実の塩漬け方法
3. しその実の効能と簡単レシピ
子どもたちの秋の手仕事
毎年、家庭菜園のこぼれ種で出来る大葉は、夏の間、料理で大活躍します。それが9月に入って、朝晩が冷え込むようになると大葉の出番がめっきりなくなります。そうしているうちに紫蘇の穂ができるので、いくつかの穂を残して収穫してしまいます。残した穂からまた種が落ちて翌年芽を出して・・・それが毎年繰り返されてます。
収穫した紫蘇の実をしごく作業は、日常生活の練習の時代から毎年秋になると子どもたちがやっているお仕事の1つです。
今年からはしごく作業を子どもたちだけで出来るようになったので、私は採った紫蘇の穂をきれいに洗って乾かして、それを子どもに渡すだけ。楽になりました~。
香りは脳にダイレクトに届くので、記憶に残りやすいです。
子どもたちは「ああ~~~、いい匂い♡」とニコニコしながら作業してくれます。今年は、お兄ちゃんが妹に上手にしごく方法を指導しておりました(笑)
いつか大人になってしその実を口に入れたら、きっと今日のことも思い出すだろうと思います。
小さい葉や花など余計なものをより分けて、あとは塩をまぶすのみ(自分の好みの量)。塩は少なすぎると痛みますが、多すぎないようにご注意を。
しその実は、だいたい塩漬けかしょうゆ漬けにして保存する方がほとんどだと思います。
私も両方試しましたが、しょうゆ漬けは香りが塩漬けほどには感じられないし、塩漬けのほうが調理しやすいので塩漬け一辺倒になってしまいました。
味噌に入れる、という方もいらっしゃるので、いろいろ試して一番好きな保存方法を見つけたらよいと思います!
しその実の塩漬け方法
世間的にしその実の塩漬けの方法は2種類。
湯通ししてから塩漬けするか、一晩水につけてから塩漬けするか。
アクがあるので、湯通しするという方もいらっしゃいます。そうすると鮮やかな緑色を保つことができます。ただし香りはかなり飛んでしまいます。
なので、うちでは色褪せていってもいいから湯通しはしない、ということになりました。
一晩水につけても、やはり香りが落ちてしまいます。なので、うちではいずれの方法も選ばずに、「そのまま何もせずに塩漬けにする」というところに落ち着きました。
もちろん出来たては少しアクがあるので、食べにくいです。なので、1~2晩置いてから食べたほうがいいです。うちは1晩で普通に食べてしまいますけど(笑)
うちの子どもたちはアクにまったく気づかず食べますが、舌が繊細で気になる、、、という方は湯通しするか、水につけるかのどちらかをお試しください。
しその実の効能と簡単レシピ
大葉はもちろん、紫蘇の実もβカロテンが豊富に含まれており、強い抗酸化作用を持っています。そのため、刺身に大葉や紫蘇の穂がついているのは飾りのためというよりは、わさび同様、食中毒を防止する役割があるからです。お嫌いでなければぜひ一緒に食べるように意識してみてくださいね。
うちは下の娘のほうがまだふりかけなしで食べるのが難しく、切らすことができません。市販のふりかけを買う時は、化学調味料が使われていないものを極力選んで購入していますが、やはり無農薬、無添加の天然ふりかけにかなうものはないですね・・・!!
レシピ、、、といっても、本当に超簡単で、たくさん手順を踏む料理に使うことはないです。おにぎりにしてもよいですし、てんぷらや卵焼き、チラシ寿司に混ぜ込んで作ってもおいしいです。サラダやパスタの上にトッピングしてもアクセントになっていいですよ♪
私は、おいなりさんの酢飯に練梅としその実を混ぜ込んだレシピを今度試してみようとおもっているところです!
植物の中で「実」というのは次の世代にバトンを渡す大切な種を含んでいるので、エネルギーやパワーをたくさん持っています。
この時期は季節の変わり目で、寒さも増し、少しずつ免疫が落ち始める季節。そんな時は自然のパワーをいっぱいもらって冬に備えたいですね!
しその実を家で収穫できる方、スーパーで見かけた方はぜひ、しその実のレシピを試してみてくださいね!
まとめ
季節の行事に親しむ、というのはシュタイナー教育のほうが熱心だと思いますが、日本にはこういう季節に寄り添った文化や風習がたくさんあるので、それを行うだけでも十分子どもたちには伝わるものがあると思います。
モンテッソーリ教育も五感をフルに使って学ぶことを重視していますが、正直、いろいろやってみて思うのは、モンテッソーリ教育もシュタイナー教育も日本の古き良き文化に通じるものがたくさんあって、そういう習慣を積極的に取り入れて生活するように努めれば、子育てにおいて同等の効果を得られるものがたくさんあるということです。
そもそも、提示の動作も、初めて見た時は、まるで茶道とか華道に所作にすごく似ていると思いましたし。
教具はその中でも特徴的な動作にフォーカスし、特化させて意識的に刷り込んでいく作業をしていくし、こういった日本の季節行事や風習は目に見えない特徴的なものを無意識に刷り込んでいく作業のような気がしています。
今年の十五夜は今日、10月1日!本日は子どもたちがお月見団子を作る予定です!
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