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子ども手帳の作り方!あな吉手帳術やほぼ日手帳もヒントに!

こどもが「宿題しなさい!」って言わないとやってくれない。特に男の子。
そんな悩みをもつお母さん方はけっこう多いのだろう・・・と、最近5歳の我が子と接していて切実に感じます。

うちの子もお稽古事の宿題が多いのに、やりなさいって言わないとやらないようになってきました。今からこんな調子だと、小学校に上がったらどうなるの・・・?という一抹の不安を抱えるように。

そんな時、偶然「こども手帳」という存在を知りました。今のところ、私が調べた限りわかっている「こども手帳」は3種類あります。
石田勝紀氏考案の「子ども手帳」
あな吉手帳術ディレクター星野けいこ氏考案の「こども手帳術」
ほぼ日刊イトイ新聞の「立命館こども手帳プロジェクト」

今回は、この3つの手帳の特徴や作り方を紹介したいと思います。新学期も間近ですし、子供の性格に一番合っている「こども手帳」で自分の管理が出来るようサポートしてみませんか?

    1. 「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」
  1. こども手帳術 親子で楽しく! 自主性、自立心が育つ!
  2. ほぼ日手帳:みんなでつくろうたからもののてちょう
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「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」

本屋さんに立ち寄ったら、石田勝紀著「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」という本が店頭にあり、パラパラとめくりました。

以下は本書が刊行される前の、著者に対するインタビュー(東洋経済オンライン)の抜粋文です。

子どもは勉強するようにはなったが、積極的に勉強するようになるとはかぎらず、「やるべきことをやりなさい」と言われたから仕方なしにやり続けるというのも困ります。そこで、子どもの心が前向きに勉強に向かわなければ、2つ目の方法を使います。

それは、「子ども手帳」を使うことです。

手帳といっても独自の子ども手帳が存在するのではなく、市販のお気に入り手帳を使います。そこにやるべきこと(勉強やお手伝い、宿題など)を書き込み、やり終えたら赤ペンで消すというだけのことです。

一般に、子ども(幼稚園~高校生)は手帳を持ちません。それは手帳を持つだけの予定がなく、時間割は家庭か学校に決められているからです。しかも日々の行動のパターンがある程度決まっており、ビジネスマンのようにルーチンワーク以外の予定が入ることはありません。

しかし、子どもの行動をつぶさに観察してみると、やるべきことが決まっているにもかかわらず、それをしっかりこなしている子どもは珍しいものです。多くの場合、母親に「勉強しなさい!」「宿題やったの!」と半ばしかられて、ようやく行動を起こします。

(中略)

そこで心を勉強に向かわせるために「子ども手帳」が登場します。子どもに手帳を持たせることは早いと思われるかもしれませんが、実際に「子どもたちに手帳を持たせて、そこにやるべきことを書かせ、終わったら消す」という簡単な作業をさせるだけで、従来の勉強しない状態から“やる状態”へと、180度転換するようになるから不思議です。

出典:http://toyokeizai.net/articles/-/60359

石田氏考案のもののいいところは、準備するスケジュール帳は100均のものでもかまわないし、あとは筆記具と赤ペンがあればよい、というところです。とってもシンプルです。


出典:http://www.s-ichiryuu.com/archives/53924047.html

実際試してみたら、これがホントにいい感じ!やることを赤ペンで消す、というのは達成感を感じるのでしょうね。私も「今日はこれだけこなせていたら大丈夫!」という安心感を持てるようになりました。とってもお勧めな手帳ですよ。

個人的に、非常に男の子向きな手帳だと思います。この方法を使うようになってから、私の頭に角が生えることがなくなりました!

やるべきことをウィークリーページに書き込んで、出来たらその都度消す、でもいいし、夜にまとめて消してもかまいません。それは親子で決めたらいいと思います。小学生以上になれば、自分で宿題の配分も出来るようになると思いますが、未就学児だと、こちらで配分してあげる必要があると思います。

また、本書では、ポイント制というユニークな方法もお勧めしています。赤ペンで消せたものは、1ポイント換算できます。これは親と一緒にまとめて計算して溜まったポイントにより、なんらかの報酬を与えるというものです。
努力が形になるので、励みになったり、モチベーションアップにつながる、というわけですね。

我が家も赤ペンで消す、という習慣に慣れてきたので、年長にあがったら、この制度も導入していこうと計画しています。

 

こども手帳術 親子で楽しく! 自主性、自立心が育つ!

”あな吉さん”こと浅倉ユキさんといえば、ゆるべジ料理研究家のイメージしかなかったのですが、「あな吉手帳術」という本を出していらっしゃいます。その手帳術の講師をされている星野けいこさんという方が考案した「こども手帳術」というものがあります。

特に女の子が飛びつきそうな、かわいさ満載の手帳が作れること間違いなし!です。

こちらではA5サイズのバインダーを奨励しています。付箋を駆使して、子供のモチベーションをアップさせる技が満載です。パーフェクトに内容を理解し、実践したい!という方には定期的に開かれている講座を受講するのがてっとりばやいですよ!私もいつか受けたいです!

出典:http://anakichi-techo.com/hoshino_keiko/

「『こども手帳』は一日の予定を見通せるように作って、それで終わりではありません。作った手帳を毎日見ることが大切です。一日の終わりに親子で一緒に、今日できたこと、できなかったことを振り返ったり、これからやりたいことを書き留めたりする。そして、明日はどんな一日なのか、やることを確認する時間を取ることこそが大事です。
『楽しい一日は、前日の晩から』。これを習慣にすることが将来自己管理できる大人への最初の一歩です。」

なによりも、親が楽しく使いこなしている姿を見ることが、子供にとって大切なこと、ということなので、私もあな吉手帳術の本を読んで、実践中です。

なにやらゴソゴソ内職しながら、私が手帳を作っているのを興味津々でみていた息子。

100均の手帳は、安価でいいのですが、自分の好みのデザインじゃなかったり、やるべきことを書いたり、スケジュールを書き込むくらいのことしかできません。

そこで、私と同じバインダーをあげて、同じように少しずつ息子もMy手帳を作り始めました。バインダーは約600円くらいの安いものをネット購入して、作りました。上手に使いこなせるようになったら、ワンランクアップしていい手帳を買いたいな、と思っています。

私も実践してみて、すごくいいと思ったのは、「情報が一元化される」ということです。幼稚園や小学校ではプリントや案内など、いろんな配布物がやってきます。A5サイズのバインダーだと、A4サイズのプリントが二つ折りにして閉じることが出来てしまうのです。

スケジュールだけでなく、こういうプリント類まで収めてすぐに目を通せるというのは、主婦や子供たちに強く支持されると思います。

うちも冷蔵庫にベタベタ貼っていたプリント類は、全部この手帳に収めてしまいました。おかげで冷蔵庫もスッキリ!

息子も記念のポスターやコンサートチケット等を手帳に収めました。表紙にはお気に入りのカードを挟んだり、シールを貼ってみたり、自分好みの手帳にカスタマイズ中です。

現在は、百人一首を覚えたい、などと言い出したので、そのプリントも挟んであります。学習プリントを挟んで、好きな時に開いて眺めたり、覚えたりってことが出来るのも、オーダーメイドの手帳ならでは、のことです。

やるべきことリストだけ作成するのではなく、夢リストも作らせることにしました。「~したいな」と思ったことは全部書き出して貼る!

そんなこと一つ一つを確認するにも、親子の時間というのが必要になってきます。話し合ったり、確認しあったり、準備したり。

春休みの間、なにを与えてあげたらいいかな、と考えていましたが、息子はさっそくこの手帳のカスタマイズと使いこなすことに集中しているので、新学期が始まる前に習慣化したらいいなと思っています。

星野けいこ氏のお子様は3歳から「こども手帳」を使ってらっしゃるということなので、私と息子の手帳がうまく機能するようになったら、3歳の娘もデビューさせてあげたいな~、と考え中。そんな目標も付箋に書いて、手帳にペタッと貼っています(笑)

ほぼ日手帳:みんなでつくろうたからもののてちょう

最後は手帳愛好家の間で絶大な人気を誇る「ほぼ日手帳」。2014年から立命館でこども手帳プロジェクトを展開されています。

こちらは、「ほぼ日手帳」を使うことが条件ですね。ただ、どのように使うかは自由!日記、スケジュール帳、お絵かき、家計簿等、なにとして使ってもよい、というスタンスでございます。アナログの良さを発信することが、このプロジェクトの出発点でした。

出典:https://www.1101.com

この手帳は端的に言えば「LIFE BOOK」。スケジュール手帳なんかなくても、宿題なんかそつなくこなします、なんて子にはこういう手帳で一つのアルバムみたいなものを作るのもいいですね。

うちは、目的として「宿題をする」「ルーチンワークが出来るようになる」ということがあるので、まだこの手帳を使いこなすまでのレベルに至っていませんが。

しかし自由度が高い、というのは、子供にとっては大変大きな魅力になります。小学生以上だとうまく使いこなせそうです。

立命館小学校の教頭先生のお話は、読んでいて、「うんうん、そうだなあ」と感じるところがありました。

「手帳を使うと、書くときにいろんなことを考えますし、書いたものを読み返すときにも頭を働かせます。
こどもたち同士で『何書いた?』とたずね合うコミュニケーションのきっかけにもなります。
そして、書いていくことで一年の終わりにはかけがえのない一冊ができあがる。
手帳にはそんなたくさんの魅力があります。
ぜひ、たのしみながら、のびのびと手帳を使っていってもらえたらと思っています」

出典:http://www.1101.com/

こちらは学校のプロジェクトですが、うちでは家族プロジェクトとして、お互い「手帳」に、何を書いているのかを見せ合ったり、確認しあったり、という大切な調整の時間が必要になってきました。

まとめ

私の目下の悩みは「宿題しなさい!」といわないとやらなくなってしまった息子への対応でした。子供時代に「宿題しなさい!」って言われて、ブルーな気持ちで机に向かったあの時の私を思い出しては、嫌なセリフを吐いているな、、、と落ち込むのです。

というのも、現在彼の習っているピアノの宿題がけっこう多いのです。私もかつて子供にピアノを教える仕事をしていましたが、私が出していた宿題量の3~5倍くらいあって、かなりビックリ!私が手取り足取りしなくても、自分でやってくれたら楽ですが、まだ5歳。横についてあげる必要があります。

しかも、やるべきことはピアノの宿題だけではありません。私も子供も、お互いにマネジメントをうまくしないと、とても要求されている宿題をこなせない、でもまだ子供ですから、遊びに集中する時間も作ってあげたい。

うまくバランスを取らないと、他のやるべきことにしわ寄せがくる。時間はどんどん過ぎるのに、子供はその日の気分でノリが悪かったり、ダラダラしてしまったりして、つい急き立ててしまう。・・・。

そんな自分にもストレスを感じてしまったり。ちょっと行き詰っていました。

うちの場合、最初は石田氏のスタイルでやっていましたが、宿題はともかく、ルーチンワークを毎月全部書き込んでいくには、書くスピードの遅い未就学児には負担が大きいと感じました。

そこで、メインは星野けいこさん考案の子供手帳にして、主にルーチンワークには付箋スタイルを取り、宿題などの流動的なタスク管理は石田氏のスタイルで現在は実践中です。

ほぼ日手帳のスタイルは、今は、エッセンスだけ頂くとして、印刷用紙に穴をあけてMy手帳にファイルさせています。それを自由帳として、どういう風に使っても構わない、というスタンスでいます。

とりあえず、3つの手帳術のいいとこ取りをしつつ、息子に一番合った形にカスタマイズして、実施中です。

「時間の概念」や「やるべきこと」など、知性を使って行動する、という行為は幼い子にとって、抽象的なことなので、「手帳」という具体的なツールを使って、目に見えるようにしてあげることは、モンテッソーリ教育的にも合っている、と思いました。(詳しく知りたい方は、モンテッソーリ:言語教育の教具を簡単手作り!インセッツ編の”なぜ「読み」よりも「書き」が先なのか?”の項目をご参照ください。)

春休み、何をさせようかなあ?とお悩みの親御さんは、「こども手帳」プロジェクトをお子様とやってみることをお勧めしますよ!

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