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布ナプキンの作り方:材料は身近にあるもので簡単作成!

紙ナプキンが肌に合わない、かぶれてしまう・・・という人は意外と多いのではないかと思います。

最近では敏感肌用の紙ナプキンも増えてきて、なるべく自然な素材を使ったり、メーカーさんもニーズに応えようとしてくれていますが、エコとコスト、という点では布には勝てないな、と実感しています。

私自身、布ナプキンが登場した頃から存在は気になっており、何度か購入してみようかと思いつつ、洗濯とか大変そう・・・と、思いきってトライできませんでした。

しかし第二子の出産を機に布オムツライフが始まり(詳しくは布おむつと紙おむつの違い:どんなメリットとデメリットがある?参照)、布とコスパの良さを実感すると、自分の紙ナプキン生活に違和感を感じるようになってきました。

そんなわけで、布オムツライフをきっかけに私自身も布ナプ生活にも突入しました。

以前の私がそうだったように、布ナプはよさそうだとわかってはいるけれども、足踏みしたり、迷っている方、どんなものなのか知りたい!という方たちのために、実体験を織り交ぜながら、布ナプキンのことについて紹介したいと思います!

  1. 布ナプキンの種類と形状、使い方について
  2. 身近な材料を使って布ナプキンを作ってみよう!
  3. 量が多いから心配・・・何から使えばいいの?外出時や洗濯方法は?
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布ナプキンの種類と形状、使い方について

まったくのビギナーの方は、まず手作りしていきなり始める前に、1セットでいいので購入してみて使い方を学ぶほうがいいと思う、というのが私の見解です。
しばらく使ってみるとわかると思うのですが、けっこうな枚数が必要ですし、布ナプキンもいずれは劣化していきます。その度に買い足したり、買い替えていたら結構な金額になってしまうという問題に直面してしまうのです・・・。

でもどうしても購入したくない、という方は、まずはライナーを作って、おりものシートとして使って体感してみることをお勧めします。慣れたら次のステップとして生理の時に試してみる、という流れが一番スムーズじゃないのかな、と思います。

最近布ナプキン派が増えてきたせいで、売り上げに影響しているのかはよくわかりませんが、紙ナプキンもずいぶん安くなったな、という印象を受けます。しかし多い日用、軽い日用、夜用、ライナーと全部揃えると、やはり場所も取るし、1か月で消費し切ってしまうものではないにしろ、お金はかかります。

それで思い切って布ナプを購入しました。私はネット販売でビギナーズセットを購入しました。


これほどあっても、実際には枚数が足りません。最初は紙ナプキンと併用することになります。
人によって初日、二日目、三日目と出血量が違うと思いますが、紙ナプキンと布ナプキンの吸血量は違うので、初めてトライする月は、何時間くらいで交換する必要があるか、何枚足りないかを確認します。足りない時は紙ナプキンで代用し、あとで足りない枚数分
を手作りする、というのが無難かなと思います。

次に形状を確認してみましょう。メーカーだけでなく個人のネット販売も多いので、サイズは若干違いがありますが、これがおおよその基準かなと思います。

出典:http://item.rakuten.co.jp/lohas-koubou

プチナプ以外はクリップオンタイプといって紙ナプでいうところのウィング型(羽根つき)ということになります。
スナップがついていますが、金属アレルギーのある方は、プラスチックのスナップのものを選ぶようにしてくださいね。もちろん羽根なしも存在します。

他にはプレーンタイプという四角のハンカチ型のナプキンがあります。(海外のサイトではなぜかこの形を見かけません。日本独自のものかな?)

体感としては、このプレーンタイプが一番効率がいいんですよね。ライナーとしても、生理中でも。実際使用している人は、この型を好む人が多いようです。

三つ折りにして使うので、当たっている面が汚れたら、下に折りたたんでいる面を上にすれば1枚で2回使えることになります

多い日はやはりクリップオンタイプを使います。しかし!それでも量が多いと下まで貫通してしまいます。そのため、クリップオンタイプの下に防水シートの代用として敷くこともあります。あまりに多い時は防水シートを一番下に敷くことも必要ですね。(いま現在はクリップオンタイプの上にこのプレーンを置くパターンにしています。後ほど詳細を記載しています。)

身近な材料を使って布ナプキンを作ってみよう!

正直、薄すぎる生地でない限りコットン系なら何でもいいのではないか?と思いました。そこで何か使える素材がないだろうか・・・と考えた時、ふと思い立ったのが、使い古したスタイ(よだれかけ)です。

独身の方やまだお子さんがいらっしゃらない、という方なら、使い古した少し厚手のTシャツとか、そういうので十分だと思います。

もちろんかわいい生地でテンションあげたい!ということであれば、お金をかけて作るのもありですね。私も最初は購入した時に、すべての柄が可愛くて、嬉しくなりました!

でも、いざ自分で作ろうと思った時はわざわざ素敵な生地を買いにいくほどのことかな?と思ってしまったのです。

これは小さなお子さんのいる方限定になってしまいますが、スタイってそれほどクタびれないけど、当然シミができやすいので、人にあげるのもリサイクルにも出しにくい存在です。

ですが、かわいいデザインだったり、オーガニックでこだわったものなんかもあります。それで頂き物のかわいいスタイを使ってナプキンを作りました。

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単純に記録として写真に残しましたが、この時点では人に見せると思って撮ってなかったので、ものすごく汚いラインでお恥ずかしいのですが、下の写真にあるように、パターンを描いて(型紙でもいいけど、これは実物を当てて縁取りました。)、カットしました。

実物を当てて作れば、時短で簡単に出来ますが、型紙から作りたい、という方は「布ナプキン 型紙 無料」でたくさん出てくるので好みのものを使ってみてくださいね~。

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真ん中のパッドとして入れたのは、布製のオムツライナー。すでにトイレトレーニングに入っている娘はオムツライナーを使わなくなったので、用済みに。もったいないので、吸収布として復活させました~。

なにしろオムツパッドですから、吸収体としては最高です!(パッドがない方は、ふつうの布を4~5枚重ねてパッドにしてみてください。)

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中央を切って、片方をパッドとして使用しました。それを下の写真のように、生地の間に挟みます。若干小さめにカットしましたが、あまり小さすぎると固定できなくなるので、だいたい同じくらいのサイズで裁断します。

スタイにはバイアスがあるし、二枚重ねになっている、という点からも布ナプ作りにいい条件を備えています。

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あとは周りをジグザグミシンにかけて終わりです。完成品はうっかり撮り忘れてしまったようです。現在もこの自作ナプは使用していますが、使い古した感があるので、ちょっとお見せできません・・・(汗)しかしコストはゼロでした!

そしてふと柄を見ては、ふと息子が使っていた1歳くらいの時のことを思い出して、なんだかほっこりしたり・・・という幸せな副産物もあったりします(笑)

量が多いから心配・・・何から使えばいいの?外出時や洗濯方法は?

私のように使いたいけど足踏みしてしまう人って量が多いから漏れないか不安、とか外出中は大丈夫なの?とか心配事が多いせいじゃないかなって思うんです。
そんな方にはまず、ライナーとレギュラーサイズを使ってみることをおススメします。

仕事やスケジュール上、外にいることが多いという方が始めたい場合、ピークを過ぎた後半から始めることをおススメします。だんだん減ってくるけど、まだ出血はある・・・。そんな頃であれば、モレの心配も少ないですし、洗濯も楽です。

なにより、紙ナプキンのようにたいして汚れてないけど、何度も交換してゴミが増える、コストがかかる、ということを回避できます。布であれば、何度交換しても洗濯するだけ。お金はかかりませんし、エコです。

私の場合、家にいるときや、ちょっと近くにお出かけ、生理も後半に突入という時は布ナプ一本ですが、初日、二日目に外出時間が長い時は、大きなクリップオンタイプを何枚も持って行ったり、使用済みの布ナプをバッグに入れてウロウロするのは物理的にも心理的に難しかったので、潔く紙ナプキンを使うようにしました。(子どもたちも未就学児の時期を過ぎ、いまはコロナのこともあり、家にいることが多くなったので、ほぼ布ナプオンリー生活です。)

そうでないと、挫折したり、続きにくくなりそうな気がします。出血量が多い方なんてすごく心配ですよね。そんな時は薄手の紙ナプキンの上に布ナプを置いて使う。それだけでも進歩だと思うんです。または紙ナプキンを布ナプキンのカバーでくるんで使う、という方法もありますね!

出血量は日が経つにつれて減っていきます。そこから布ナプのみに切り替えたっていい。布ナプ使ってみたいけど勇気が出ない、という人は、そんな風に柔軟に少しずつ取り入れていったらいいんじゃないかと思います。

もし布ナプオンリーで頑張りたい!という方の場合、ちょっと荷物になりますが、臭いモレを防ぐ袋とジップロックなどの臭いモレを防ぐ袋を持って行ってくださいね。出血量が多い日の吸血しているナプキンは思ったよりも重みがあるし、時間が経つと臭うので。

頑張って布ナプ一本で頑張ったら洋服まで汚れた、とか、たくさん重ねすぎて、妙なボディラインになったりしたら悲しいじゃないですか。

私は平均的な出血量の人間だと思っていますが、それでも交換のタイミングを誤ると漏れます。初めての時に、Lサイズくらいの大きいナプキンを装着し、紙ナプキンの感覚で、これは大きいから大丈夫だろうと安心しきっていたところ、気がついた時には下着まで貫通していて、慌てて着替えたことがありました。

面積の広さはあっても、重力の関係上、血は下に向かっていきますから、紙ナプキンのように防水加工されてない布では、思っているより早く浸透していきます。

それで下にプレーンタイプを挟んでみたり、紙ナプ敷いてみたり、といろいろ工夫して乗り切れるようになりました。

現在布ナプ6年目ですが、多い日は、クリップタイプの上にプレーンタイプを置いて、それを頻繁に交換する、というパターンにしています。この場合、大きなクリップオンタイプは漏れ防止の役割のほうが大きいです。これだと外出先でもプレーンタイプをたくさん持っていけばいいし、クリップオンタイプの換えも少しでいいので、嵩張らなくて済みます。
私はいま現在試す機会がないので、実体験はありませんが・・・。

いろいろ試してみて、自分の一番使いやすいパターンというものを開拓するのも、面白いものです。自分の体やバイオリズムに向き合うことになりますし。

あと心配事は洗濯ですよね?一番よかったのは、布ナプキンを購入した時にセスキ炭酸ソーダがおまけについていて、使ってみたら見事に経血が落ちるので、これなら洗濯も楽なので続けられそう!って思ったことです。(興味のある方はセスキ炭酸ソーダで洗濯・掃除を効果的にする方法!もお読みください。)

私の洗濯方法ですが、蓋つきの小さなバケツに温水を入れて、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯いれて混ぜたものに、使用済みナプキンを次々入れて一晩おいています。

血が乾燥していると落ちにくくなるので、取り換え後はすぐに漬けます。翌朝、ナプキンを水洗いして絞ったら、あとは他の洗濯物と一緒に洗います。ただ血なのでやはり見た目のグロさはあります。なので、誰にも見られない時を見計らって洗うほうがいいと思います。
外出先での交換の場合、バケツに入れるっていうことは出来ないので、水にセスキをいれたスプレーを汚れた部分に吹きかけてから袋にいれてジップロックすれば乾燥はしないかなと思います。スプレーは万が一乾燥してしまった場合の対応策という感じでしょうか・・・

ただ、100均のセスキは品質がいまいちなのか、落ちもいまいちなので、ちゃんとしたものを買った方がいい、という結論に至りました。

あとは乾燥機で乾かせば回転よく使えますが、乾燥機がない場合は、靴下のように干していきます。大きなパッドタイプは一番乾きにくいため、冬は翌朝まだ乾いてない・・・ということもあるので、6~8枚あると便利です。

 

まとめ

自作ナプキンを半年以上使ってみた感想としては、とても使い心地がいいです!吸収力も問題なし!多い日用にはパッドを二枚挟む、という方法もありかもしれません。サイドラインが内側に少しくびれているので、ストレートラインのものより体にフィットして使いやすいです。

ライナーとしても、軽い日~普通の日用でも使えます。ただ量の多い日には向きません。大きめのクリップオンタイプの上に重ねて使うと、モレにくくなるので愛用しています。

1つだけ難点を言えば、縁をジグザグミシンで縫うと、洗濯の回数を増えるごとに、ちょっと糸が毛羽立って見栄えが悪くなることです。使用時に不快感を感じるレベルではないですが、ちょっと見た目が残念な感じ・・・。(そんなわけでご披露できません。)

多分、ジグザグミシンの上からさらに直線縫いで縁のキワを縫っておくと、ほつれ防止になるだろうと思います。出来ればロックミシンでかがったほうが、ほつれにくく、見栄えもいいだろうと思います。

※普通の布で作る場合には、パターンを描いた生地の下にパッドと裏地を重ねて、裁断せずにそのまま縫って、ジグザグミシンをかけ、そのキワにさらに縁かがりを縫って、最後にその外側ギリギリをカットすれば、ほつれにくいナプキンになると思います。

スタイは枚数が限られてしまいますので、「同じものを何枚も用意したい」ということであれば、Tシャツなど大き目の布を使ったほうがいいと思います。スタイ以外では、赤ちゃん用の服が肌触りもよく、伸縮性もあるので向いているな、と思います。

ですから、小さくなったけど、シミなどがあって人にもあげられないから捨てよう・・・と思った服などは、ぜひ布ナプ等に甦らせてあげてほしいと思います!

検索すると、ネル地で作る方法が多いのですが、使ってみると、ネル地はコットン地より劣化が速いと思いました。型崩れもしやすかったです。(これは作り方にもよるのかもしれませんので、飽くまでも個人的な感想です。)ただ肌触りはとってもいいです。中央にむかって渦巻きステッチなどいれたら、ヨレにくくなるかもしれません。

ネル地とコットンと同じ期間使っていますが、今のところ自作のナプキンのほうが、型崩れもなく丈夫です。綿ジャージーみたいな素材のものやワッフル地もヨレにくいようです。

さて、とってもエコで体に優しい布ナプキンではありますが、万が一、震災などの災害に見舞われた場合、水の供給がなければ布ナプを使うのは厳しいです。そんな時のためにも、紙ナプキンのストックを置くように心がけてはいます。

やっぱり大きな違いとしては「温かさ」。布ナプを使うようになると、紙ナプを使った時に、ひんやりした印象を誰もが持つと思います。そのくらい肌触りがよく温かいのです。紙ナプキンしか使ってない時には、全然気が付かなかったけど、紙ナプって冷たいんだってことに気づきます。

それで「布ナプキンを使うと冷えや生理痛が軽減する」、と言われることもありますが、普段の生活で足がいつも冷えていたり、体を冷やす食べ物を常食していれば、布ナプキンを使っていても、やっぱり体調は不調ですから、日ごろから体を冷やさずに、食生活に気を配る努力も必要だと思います。

布ナプ生活を始めたい方、ちょっと勇気を出してできるところからスタートしてみましょうね!

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コメント

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  • コメント (2)

    • にんむ
    • 2016年 6月 18日

    エコな生活を懐かしく、自分の子育て時代に一緒に行動している人の存在がこのようにいらっしゃると続いたろうなとか反省もしました。布ナプキンは私は不要なハンドタオルを四角型と記載されているように使いました。洗濯は家族に見つからないようにしましたがゴミが減って快適でした。子どもには伝えていないので二人の娘は知りませんが。ナプキンに困った時にハンドタオルで代用は知識であると便利ですね。

      • kayoneko7
      • 2016年 6月 23日

      にんむさま コメントありがとうございます!ハンドタオルをそのまま使うというのも手ですね!汚物処理も夏場は臭いますし、案外面倒ですものね。
      若干の手間はかかったとしても、ゴミが出ないというのは布オムツ同様ストレスフリーです。いまは布ナプの認知度も高いですし、ぜひ娘さんたちにもいつの日か伝授されてみてください!

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